結婚生活をうまくいかせるために


こんにちは。夫です。

結婚生活が三年目に入り、夫婦ともども毎日とても心の満ちた生活を送っています。そして感謝すべきことに、まわりの人たちからも「仲の良い夫婦だね」とよく言ってもらえます。実際、妻と私はどちらも「仲の良い夫婦」だと自認することができます。お互いにそう認めることができる夫婦関係は、幸福の大きな基盤だと思います。

「仲の良い夫婦」だからといって、ケンカをしないわけではありません。口論をすることもあれば、どちらかが激怒することもあります。ですが最終的には、二人のあいだの問題は解決され、いっしょに問題を乗り越えれたからこそ深まる夫婦のきずながあります。

今日は私たち夫婦の経験から、結婚生活をうまくいかせるための秘訣について書いていきたいと思います。現在結婚生活で悩んでいる方、将来結婚を考えている方、その他結婚について知りたい方のためになれば光栄です。

「愛」とはなにか

私たち夫婦の関係が安定している秘訣のひとつは、お互いに「愛」とはなにかを知っていることです。「愛」とはなんでしょうか?相手を思いやる気持ち?相手のためになにかをしてあげること?やさしい言葉?からだにふれること?いろんなかたちの「愛」があると思います。

私たちはたいてい結婚式のときに「愛」を誓い合います。しかし多くの夫婦が、その「愛」がなにかをはっきりわかっていないように思います。私たち夫婦のあいだでは「愛」はなにかははっきりしています。そしてそれを結婚生活のどの場面でも、思い出すようにしています。

聖書には「愛」はこのように書かれています。

「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。愛は決して絶えることがありません。」
(コリント人への手紙第一13:4-8)

1. 寛容
結婚式で誓った、相手を愛するということのひとつは「相手に寛容でいる」ということです。ときには相手もまちがいを犯します。それでも寛容に受け入れることは結婚生活でとても大切です。

2. 親切
結婚生活のどの場面でも「相手に親切にする」ことを忘れてはいけません。長年一緒に連れ合う夫婦だからこそ、意識して相手にやさしく接する心を持つべきです。それが「愛する」ということです。

3. 人をねたまない
自分の夫婦生活がうまくいっていないからといって、ほかの夫婦をねたむべきではありません。あなたは目の前のパートナーに愛を誓いました。相手に人生を捧げることは自分の感情以上に大切なことです。

ちなみにアメリカの統計になりますが、ある2002年の調査では「たとえ不幸な結婚関係であったとしても、離婚を選択しない場合、その三分の二は五年以内に幸せになる」という統計があるそうです。(1)

4. 自慢しない
「ねたみ」の反対の「自慢」も結婚生活に害を与える要因です。「自慢」するということは「謙遜さ」がないということです。「謙遜さ」がなければ、パートナーを愛することはできません。

5. 高慢にならない
「高慢になる」とは、「プライドを持つ」ということです。「プライド」ほど対人関係において悪い影響を与えるものはありません。「自分はなにに価値をおいているか?」「その価値を受け入れられたり、尊重されなかったときに、自分はどんな態度になるか?」そういったことを夫婦がお互いに知り合っていることは結婚生活でとても重要です。

6. 礼儀に反することをしない
「親切」のときと同じですが、長年一緒に連れ合う夫婦だからこそ、意識して相手を当たり前の存在として捉えない必要があります。感謝すべきときには感謝すべきです。

7. 自分の利益を求めない
「自分に得することがなければ相手になにかをしてあげない」という考えは、百害あって一利なしです。結婚とは、お互いに相手に仕え合うことが基盤になっています。自分の利益しか求めない人は、結婚の概念そのものに反しています。

8. 怒らない
難しいことですが、怒りによって相手をコントロールするようになれば、その結婚生活に「愛」はありません。怒りはまた「プライド」から来るものです。自分の「プライド」をみつめ、愛を誓ったパートナーを愛するために「プライド」を捨てましょう。

9. 人のした悪を思わない
相手が悪いことをしたとしても、それによって自分が優位に立っていると考えたり、それを利用して自分の悪いことを正当化しようとすべきではありません。聖書には愛についてこのようにも書かれています。

「悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」
(ローマ人への手紙12:21)

10. 不正を喜ばない
「不正」とは「悪いことをする」ことです。どんな理由であれ、愛を誓ったパートナーに悪いことをして喜ぶべきではありません。「いい気味だ」「自業自得」「思い知れ」と言った暗い喜びは結婚生活にとってはとても悪影響な気持ちです。

11. 真理を喜ぶ
「真理」とは、「正しいことをする」ことです。どんな理由であれ、愛を誓ったパートナーにだれもが良いと思う、素晴らしいことをして喜ぶべきです。悪い言葉や考え、行動を取り去った結婚生活は、良い方向に進むしかありません。

12. すべてをがまんする
ときには相手のせいでつらい思いをしたり、傷つくことがあるかもしれません。ですが「愛」を信じてそれをぐっと堪えることが大切です。

13. すべてを信じる
疑うことなく、相手を信じる姿勢を持つことも大切です。「信じる心」は相手があなたを傷つけようとしても、良心に訴えます。そんな人をさらに傷つけたいと考える人は、ほとんどいません。

14. すべてを期待する
すべてが良い方向に進むことを期待して待つことも大切です。「愛」は必ずあなたの結婚生活を良い方向へ引っ張っていってくれます。

15. すべてを耐え忍ぶ
「愛」を信じて耐え忍ぶこと。そうすることで「愛」は必ず希望を生み出します。聖書にはこうあります。

「そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」
(ローマ人への手紙5:3-5)

なによりも大事なこと

上に挙げた「愛」こそが、私たち夫婦が大切にしていることです。しかし、この「愛」を知った上で、なによりも大事にしなければならないことがあります。この本物の「愛」の基準を自分自身にしてはならないということです。

つまり、この「愛」を実践している途中で「これだけやれば十分だろう」と基準を下げたり、「私はこれだけやったからあとは相手の問題」と妥協したり、「この点に関しては相手がやってほしい」と責任を相手に押しつけるべきではないということです。それはこの「愛」の基準を自分自身に引き下ろしていることになり、その「愛」を本物と呼ぶことはできません。私たちが結婚式で誓う「愛」は、こんなチープなものでも、自分勝手な解釈で片づけるべきものでもありません。

神は愛です。愛のうちにいる者は神のうちにおり、神もその人のうちにおられます。」
(ヨハネの手紙第一4:16)

この「愛」こそが、私たち夫婦が信じている「愛」です。「愛」を引き下ろして自分たち自身の基準に合わせるのではなく、私たち自身が、「愛」の基準に合わせていかなければなりません。この「愛」こそが、私たち夫婦が結婚式のときに誓った「愛」であり、結婚生活においてつねに中心となっている「愛」です。

この「愛」が中心になっているので、私たちは「どちらが正しい」といった口論をすることはありません。どちらも完全な愛の基準を満たせていないことがわかっているので、お互いに許し合い、共に歩んでいくことを大切にしています。どちらかが激怒したとしても、「愛」が私たちを助けてくれます。私たちが信じている「愛」は生きています。なぜならこの「愛」は神だからです。「愛」は生きていて、どんなときも「愛」とはなんであるかを、私たちに教えてくれます。

私たちはこの「愛」を夫婦として共に体験し、共に生きています。



Photo by Ben White on Unsplash
(1) Linda Waite, Does Divorce Make People Happy? Finding from a Study of Unhappy Marriages (American Values Institute, 2002)

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